利益よりも発展をみつめよ。

人物:益田孝(ますだたかし)

1848-1938年。佐渡国雑太郡相川町(現在の新潟県佐渡市相川)出身。江戸幕府の通訳となり、1863年に使節団の随員として渡欧。井上馨に認められ、1872年に大蔵省官吏となるが翌年退官。1876年、三井物産を設立し社長に。人材育成に力を注ぐ一方、三池炭鉱の払下げを成功させ、三井鉱山の基礎を築くなど三井財閥の発展に尽力した。茶人としても高名。