研究だけをやっていたのではダメだ。それをどうやって世の中に役立てるかを考えよ。

人物:北里柴三郎(きたさとしばさぶろう)

1853-1931年。肥後国阿蘇郡(現在の熊本県阿蘇郡)出身。細菌学者。ドイツに留学し、コッホのもとで研究。破傷風菌の純粋培養に成功し、毒素を抽出。血清療法を開発して、世界の学界を驚嘆させた。帰国後、私立の伝染病研究所を設立。1894年、香港での調査を経てペスト菌を発見。1914年、私財を投じて私立北里研究所を設立。「日本の細菌学の父」と呼ばれる。