刑法は自身にも進化し、かつ社会の進化をも補うもの。

人物:穂積陳重(ほづみのぶしげ)

1856-1926年。法学者。伊予国宇和島(現在の愛媛県宇和島市)出身。祖父(重麿)以来の国学者の家に生まれる。藩校を経て大学南校に学ぶ。1876年、イギリス・ドイツに留学。帰国後は東大教授・貴族院議員・枢密院議長などを歴任。1893年に民法典起草委員となり、富井政章、梅謙次郎とともに民法その他の法典の起草に参画した。弟子に牧野英一など。