縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常に持てよ。

人物:前島密(まえじまひそか)

1835-1919年。越後国頸城郡(現在の新潟県上越市)出身。本姓は上野。江戸に出て、医学や蘭学を学ぶ。1866年、幕臣前島家を嗣ぐ。維新後はいち早く東京遷都を明治政府に建議し、民部省、大蔵省に勤務。1870年、郵便制度調査のため渡英。帰国後に自ら志願して駅逓頭となり、郵便事業を創始。「郵便」「切手」「葉書」という名称を定め、「郵便制度の父」と呼ばれる。