青年血気のときには、金も持ちたし、学者にもなりたし、政治家にもなりたし、と種々の事に意思が動く。これが万事失敗の本になる。

人物:犬養毅(いぬかいつよし)

1855-1932年。備中国賀陽郡川入村(現在の岡山県岡山市北区)出身。1882年、大隈重信が結成した立憲改進党に入党。1890年の第1回総選挙で当選以来、連続18回42年間に渡って衆議院に議席を確保。文相・逓相などを歴任し、1929年に立憲政友会総裁。1931年に犬養内閣を組織し、満州事変の難局にあたったが、五・一五事件で青年将校らに暗殺された。