光の扉を開けて

遮光カーテンの隙間から
新しい季節の粒子がこぼれ落ちる

昨日までの少し重たい上着を脱いで
真っ白なシャツに袖を通した

アスファルトが熱を帯びはじめ
遠くで街路樹が深い緑を歌い出す

風の中には、もう
潮の香りと、サイダーの泡が混ざっている

心の中にひっそり置いていた
冒険の地図を広げてみよう

まぶしさに目を細めながら
私たちは今、夏の入り口に立っている

雲よりも高く、空よりも青く
この光の季節を、一歩ずつ踏みしめて