茜色の宝石箱

青い空に、入道雲が湧き上がる

新しいサンダルの足音、
まだ誰も触れていない、
まぶしい季節が幕を開ける

風が運ぶのは、いつかの遠い記憶

お祭りの灯り、プールの匂い、
君と笑い転げた、あの日の放課後

胸の奥に眠る、大切な思い出

始まりのきらめきは、
いつか終わる寂しさを知っている

だからこそ、この一瞬が愛おしい

夕暮れのチャイムが鳴り響く、
切なくて、優しい、茜色の宝石箱